淡路だんじり

淡路のだんじり祭りは他のだんじり祭りとは違います。

何が違うのかと言うと淡路には独特の『だんじり唄』と言うものがあります。


だんじり唄とは、淡路の郷土芸能である『人形浄瑠璃』を『浄瑠璃くずし』という方法で作られる物です。

『人形浄瑠璃』のクライマックスシーンを15分くらいにまとめて太鼓のリズムに合わせて拍子木を打ちながら唄います。

中でも『玉藻前曦袂(たまものまえあさひのたもと)』や『仮名手本忠臣蔵(かなてほんちゅうしんぐら)』などが有名です。

だんじり唄の多くは『人情物』の外題が唄にされています。


だんじり唄は、各地元の八幡神社で行われる「だんじり祭り(豊年祈願祭、豊作感謝祭)」で氏神様に奉納されます。

各祭礼団は祭りが近づいてくると地元の集会場などに集い練習し祭りで披露します。

淡路では、祭りだけではなく年に1度『淡路だんじり唄コンクール』が行われ各団体唄を披露し競い合います。

他にも、祭礼団だけでなく多くの愛好団体や小学校など、祭り以外でも唄われています。